この記事は、私が数年間患い続けたバルトリン腺嚢胞の闘病記です。
【概略】
- 発症から4年程度経過
- 症状は左側の腫れ、痛みは無し
- 穿刺治療を繰り返し慢性化
- 漢方薬の服用で自壊に成功
- 完治に向けて治療中
- 執筆時の年齢は31歳です
その①はこちら↓
漢方薬局受診の経緯
婦人科での穿刺治療を繰り返し、すっかり慢性化してしまった私のバルトリン腺嚢胞。このままずっと再発を繰り返すようなら完全に治すには手術しかないね、と言われたものの、手術!?やだやだぁ!他の治療法を探すんだい!!
と、ここまでが前回のお話。
必死に検索していると、漢方薬を飲んで治ったという方々の体験談がいくつかありました。ほほう、漢方薬。私の中の漢方薬のイメージと言うと、なんだかちょっと非科学的なような、スピリチュアル的なような、本当に効果を実感できるとはあまり思えないような…大変失礼なお話なのですが、正直そんな感じに思っていました。
だがしかし、実際にそれで治った人もいるという事実。私の中で手術は最後の最後の手段、これで治るかどうかはわからんけど、今のところ他に方法は見当たらない。一度試してみよう!そんな藁にも縋る思いで、漢方薬局を受診してみることにしました。
こだいら漢方堂を受診
調べてみた中で、バルトリン腺の悩みについて専門的に取り組まれていそうな漢方薬局は東京の「こだいら漢方堂」さん、鹿児島の「さつま薬局」さん。こちらあたりが有名どころのようです。
私はこだいら漢方堂さんにお世話になってみることにしました。理由は単に検索で上位に出てきていたからというのもありますが、実際に漢方で症状改善した方々の体験談が数多く載っていたのが印象的だったからです。なんせ漢方治療に対してはまだまだ半信半疑の状態だったので、多くの体験談に背中を押され、受診を決めました!
こだいら漢方堂さんは東京にありますが、遠方の場合は電話で相談に乗っていただいた上で薬は宅配で届けていただけるとのこと。関西在住の私は、電話相談一択です。
受診の流れ(電話相談)
こだいら漢方堂さんでの漢方相談は完全予約制とのことで、
- 電話で相談日の予約をする
- 予約した日に電話がかかってくる
- 薬の発送
という流れになります。私は平日の夕方17時ごろ予約申し込みの電話をしたのですが、たまたまそのタイミングに他の予約が入ってなかったようで、そのままの流れでカウンセリングをしていただくことができました!(ちなみに一度電話を切って折り返してくださいました)
まずはいつごろから、どういった経緯で発症し、現在はどのような状況かをお話します。先生曰く、代謝が悪いのが根本的な原因とのこと。
先生「湯舟には毎日浸かってますか?」
私「毎日シャワーだけです」
先生「必ず毎日浸かるようにしてください!」
なんと、この疾患を抱える人の9割は湯舟に浸からずシャワー生活なんだとか。
先生「毎日何時に寝て何時に起きてますか?」
私「12時過ぎに寝て5時半に起きてます」
先生「圧倒的に睡眠時間が足りません!もっと早く寝ないと!22時には寝てください!」
ちょっと怒られてしまいましたが…22時は無理だー(笑)
こんな感じで30分ぐらい丁寧に相談に乗っていただきました。多くの患者さんを診てきただけあって、「何回抜いても再発するんですぅ、もうあの注射で抜く辛い治療は嫌なんですぅ、手術はしたくないんですぅ」という駄々っ子のような私の弱音にも「そうですよね、皆さんそうおっしゃりますよ」と優しく共感を示してくださいました(笑)
相談の結果、漢方治療を開始することに決めました。これこれこういう薬を明日発送で送りますね、値段はこれこれで~と詳細を教えていただき、口頭で住所を伝えて相談終了です。
漢方薬が届く
電話相談の翌々日、さっそく漢方薬が届きました!私は夕方17時半頃のカウンセリングだったため翌々日になりましたが、夕方までであればその日のうちに発送してくださり、翌日には受け取れるようです。
他には、お薬の説明文やバルトリン腺の疾患に関する詳細が書かれた冊子などが同梱されていました。ネットでいくら検索してもここまで詳しくこの病気について書かれたものが見つけられず本当に情報不足を感じていたため、不安な気持ちが軽くなりました。
特にこの右ページの赤線部分!「『腫れるサイクルが早くなったら手術しかないと言われたけど。』焦らないで下さい、落ち着いて!!大丈夫です!」
単純ですが、この一文がものすごーーく心強く感じました(笑)
漢方薬、気になるお値段は…?
でも漢方って、お高いんでしょう~?そうなると思います。漢方薬って高いイメージ、あります。はっきり言います。
高い!!!(涙)
まずは4種類の漢方薬を2週間飲んで経過を見て、2週間後にまた電話相談をしてその結果次第で次の方針を決めていくことになりました。
ということで、今回購入した漢方薬は4種類×1日3回×2週間分。お値段はお薬代と代引き手数料で18,930円でした!うわぁぁぁん高いよぉぉぉぉぉ!!!!(ちなみに佐川急便の代引きで届きます。カード払いOK。)
いやでも、これで治ってあの肉体的にも精神的にも苦痛でしかない穿刺治療から解放されることを考えれば、漢方代なんて安いもんや…いや、高いわ…
お財布はかなり痛いですが、通っていた婦人科ではお手上げ状態だった私のバルトリン腺嚢胞。もう乗り掛かった舟です。腹を括って、今後はこの漢方を信じて、大枚はたいて、本気で治療に取り組むことをを心に決めたのでした。
その③に続く!